デカール

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F3

デカールのプロパティは、選択されたデカールのオブジェクトのプロパティを管理します。

デカールは、与えられた投影で、オブジェクトのサーフェスに適用される繰り返されないテクスチャです。デカールを使用すると、複雑なテクスチャマッピングのプロセスを通さずに、オブジェクトに1つの画像または似たようなテクスチャを貼り付けることができます。

デカールは、1つまたはそれ以上のオブジェクトの指定部分に直接配置できるテクスチャです。オブジェクトの色の制限された部分を編集するのにデカールを使用できます。

テクスチャはマテリアルで用いられる時はタイリングされますが、デカールは1つのテクスチャインスタンスで構成されます。

デカールは次のように使うことができます。

デカールのプロパティ

選択したオブジェクトのデカールを追加する

オブジェクトに新規デカールを配置します。

表示のトグル

オブジェクト上のデカールの表示、非表示を切り替えます。

デカールウィジェットを表示/非表示にする

デカールウィジェットを表示し、デカールの配置変更やサイズ変更を可能にします。ウィジェットはMoveRotateScaleのRhinoのコマンドそしてガムボールコントロールで操作できます。

デカールを削除する

選択されたデカールを削除します。

上へ移動

リストで選択されたデカールを上へ移動します。

下へ移動

リストで選択されたデカールを下へ移動します。

デカールマッピングスタイル

マッピングスタイルは、どのようにオブジェクト上にデカールを投影するのかを決定します。デカールを正確に配置するためには、オブジェクトスナップを使用するとよいでしょう。

平面

平面マッピングは、平面状、または緩やかに曲がったオブジェクトのマッピングに使用します。

曲面状のオブジェクトに平面マッピングを使用する場合、テクスチャの全体がオブジェクトのサーフェスの後ろに位置している必要があります。テクスチャのサーフェスの前に位置する部分は見えません。


平面デカールを配置するには

メモ

平面マップのプロパティ

XYZ位置

平面デカールウィジェットの開始角(コーナー)の位置です。

位置をピック

クリックするとデカールのウィジェットの配置を変更できます。

透明度

デカールマップの表示レベルを決定します。

方向

デカールの投影方向を設定します。

前方 / 後方

デカールを前方または後方に投影します。


前方投影(左)、後方投影(右)
両方向

デカールを前方と後方に投影します。


両方向に投影
テクスチャペイン

クリックして新規テクスチャを作成するか、外部テクスチャをインポートするか、モデルの既存のテクスチャを選択します。

編集

クリックしてテクスチャのプロパティを編集します。

UV

UVマッピングは、サーフェスにデカールを流れるように伸ばしてフィットさせたいオブジェクトをマッピングするのに便利です。

デカールはオブジェクト全体を覆います。デカールの配置をコントロールすることはできません。

UVマッピングは、サーフェスのUとVのパラメタリゼーションを使用してテクスチャを曲げたり伸ばしたりします。

UVマップのプロパティ

最小

U/V: デカールの表示範囲のU/V方向での開始位置です。

最大

U/V: デカールの表示範囲のU/V方向での終了位置です。

U: 最小=0.2、最大=0.7
V: 最小=0.3、最大=0.8
透明度

デカールマップの表示レベルを決定します。

テクスチャペイン

クリックして新規テクスチャを作成するか、外部テクスチャをインポートするか、モデルの既存のテクスチャを選択します。

編集

クリックしてテクスチャのプロパティを編集します。

円柱

円柱マッピングは、ワインボトルのラベルのような、1方向に曲がるオブジェクトにデカールを配置するのに使用します。

テクスチャの垂直軸を円柱の軸に合わせ、水平軸を円柱の回りに合わせる円柱状投影で、円柱上にテクスチャがマップされます。

円柱デカールを配置するには

円柱マップのプロパティ

XYZ位置

デカールウィジェットの円柱のバウンディングボックスの中心の位置です。

位置をピック

クリックするとデカールのウィジェットの配置を変更できます。

スイープ角度
開始/終了

水平: 円周方向でのデカールの表示範囲の開始/終了角度です。

半径/高さ

デカールウィジェットの円柱の半径/高さです。

透明度

デカールマップの表示レベルを決定します。

内側にマップ

テクスチャを球または円柱の外側(凸面)または内側に厚みを付けてマップします。


外側(左)、内側(右)
テクスチャペイン

クリックして新規テクスチャを作成するか、外部テクスチャをインポートするか、モデルの既存のテクスチャを選択します。

編集

クリックしてテクスチャのプロパティを編集します。

マッピングは、2方向に曲がるオブジェクトにデカールを配置するのに使用します。球投影は、テクスチャの頂点軸(高さ)、極から極へのカーブ、そして赤道周囲の水平軸カーブを使用して、マッピング球にテクスチャをマップします。


球デカールを配置するには

球マップのプロパティ

XYZ位置

デカールウィジェットの球のバウンディングボックスの中心の位置です。

位置をピック

クリックするとデカールのウィジェットの配置を変更できます。

スイープ角度
開始/終了

水平: 円周方向でのデカールの表示範囲の開始/終了角度です。

垂直: 垂直方向でのデカールの表示範囲の開始/終了角度です。

半径

デカールウィジェットの球の半径です。

透明度

デカールマップの表示レベルを決定します。

内側にマップ

テクスチャを球または円柱の外側(凸面)または内側に厚みを付けてマップします。


外側(左)、内側(右)
テクスチャペイン

クリックして新規テクスチャを作成するか、外部テクスチャをインポートするか、モデルの既存のテクスチャを選択します。

編集

クリックしてテクスチャのプロパティを編集します。

関連コマンド

RenderAddDecal

ツールバーメニュー

RenderAddDecalコマンドは、オブジェクトにデカールを追加します。

次もご覧ください。

Render

現在のレンダラーを使用してオブジェクトをレンダリングします。

オブジェクトのプロパティ

属性ユーザーテキスト

ブロックインスタンス

中心マーク

クリッピング平面

曲線パイプ

デカール

詳細ビュー

寸法

ディスプレイスメント

ドット

ソフトエッジ

ハッチング

引出線

光源

マテリアル

オブジェクト

シャットライン

テキスト

テクスチャマッピング

厚み

次も参考にしてください。

マテリアルやテクスチャを使用する

Rhino 6のデカールの入門編

Rhino 6の高度なデカールのテクニック

 

 

 

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