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オブジェクトをチェック

Checkコマンドは、選択されたオブジェクトのデータ構造のエラーを表示します。

操作手順

  1. オブジェクトを選択します。
    オブジェクトの正確さについての情報が表示されます。
    このツールの主な目的は、問題となる可能性のあるジオメトリのエラーを診断することです。
  2. エラーが検出されたオブジェクトは削除するか再モデリングしてください。

CheckNewObjects

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メニューにはありません。

CheckNewObjectsコマンドは、オブジェクトの作成時、またはインポート時に、データ構造のエラーを表示します。

詳細

Rhinoは、3つの状況でのモデルへの破損オブジェクトの追加を報告します。

.3dmファイルの読み取り中

RhinoがRhinoの.3dmファイルを読み取り中に破損オブジェクトがモデルに追加された場合、ファイルの読み取りの後に、コマンドヒストリウィンドウに「N個の破損オブジェクトがmodel.3dmを読み取り中に作成されました。」とメッセージが表示されます。

他のモデルファイルの読み取り中

ファイルのインポートプラグインがファイルを読み取り中に破損オブジェクトがモデルに追加された場合、ファイルの読み取りの後に、コマンドヒストリウィンドウに「N個の破損オブジェクトがmodel.3dmを読み取り中に作成されました。」とメッセージが表示されます。ダイアログは何も表示されません。

3DMファイルではないファイルを開いている際に破損オブジェクトが作成された場合:

Rhinoのコマンドを実行中

コマンド実行中に破損オブジェクトがモデルに追加された場合、コマンド終了後に、コマンドヒストリウィンドウに「コマンド名コマンドはN個の破損オブジェクトを作成しました。」とメッセージが表示され、モーダルダイアログが表示されます。

モデリング中にRhinoによって破損オブジェクトが作成された場合:

Rhinoを正常に操作している際に自動チェックダイアログボックスが表示された場合、Rhinoにバグがあります。

バグの報告をされる場合は、次のようにお書きください。

  1. メッセージボックスが表示された時に実行していたコマンドについての詳細をお書きください。
  2. Undoコマンドを実行します。
  3. コマンドで使用していたすべてのオブジェクトを選択し、それらを新規ファイルにエクスポートしてください。
  4. ファイルをRhinoの日本のサポートまたはtech@mcneel.comまでお送りください。
  5. どのコマンドを使用していたか、その際にオンになっていた(使用していた)オプションをすべてご連絡ください。

NURBSの診断

時として、モデルが壊れることがあります。壊れた箇所はよく問題を引き起こします。

Rhinoのツールを使用して破損モデルを作り出すことは可能です。例えば、自己交差している曲線から平面サーフェスを作成できます。しかし、結果は後で問題を引き起こす十分定義されていないオブジェクトになります。

また、よく問題となるのはごく小さいトリムエッジが、隣り合っているサーフェスのそれより大きいトリム曲線と結合されることです。Rhinoがまず大きいエッジから合わせていくと、残された小さいエッジがさらに小さくなって1つの点のようになることがあります。そうなると圧縮されたエッジには向きを定義する情報がなくなり、問題を引き起こす原因となります。

モデル全体の安定性を高めるために使用するとよい技法がいくつかあります。

2つの曲線の端点を動かす代わりに、小さい線セグメントを作成してトリム曲線をつなぐと、ほかのエッジの結合が難しくなり、問題が起きやすくなります。

非常に小さいエッジが他の方法で生成されることもあります。例えば、少しずれた2つのオブジェクトにブール演算を行った場合です。

モデルの問題で一番大きな原因になるのがごく小さい、あるいは自分に折り返して曲がるトリムのエッジです。

Rhinoには、モデルのこのような欠点を検出するツールがあります。

まずCheckコマンドを使ってみるとよいでしょう。モデルに問題がある場合、Checkコマンドはそれらの具体的なリストを表示します。問題があれば、モデル全体の調整を行った方がよいと受けとってください。Checkコマンドで問題が検出されなくてもモデルが100%正確に構成されているとは限りません。サーフェス自身に折り返すサーフェス、またはサーフェス自身に交差するサーフェスのような問題は、自動的に検出するのが非常に難しく、また非常に時間のかかる作業なので、Checkコマンドの対象外になっています。しかしオブジェクト全体の構造をおおまかにチェックすることはできます。

対策として次の方法などがあります。分解してから、トリム解除を実行し、再度トリムし、それから結合します。非常に小さいエッジが多い場合はSplitEdgeコマンドですべてのエッジが同じような構成を持つよう分割してから、JoinEdgeコマンドで対応するエッジを1つずつ結合していくことになります。

長いものとごく小さいものが隣り合っている場合、Joinコマンドがそれを混同してしまう可能性があります。そのような場合は1 つずつ指定しなければならないJoinEdgeコマンドを代わりに使えば、よい結果が得られることもあります。

これらのツールは、解析メニューのエッジツールから選べます。難しい壊れたモデルを修正するには、これらのツールが複数必要な場合もあります。

モデリングする際の注意

解析ツールには次のものが含まれます。

メッシュの診断

面積のない面

この問題は、CullDegenerateMeshFacesコマンドを使用して修復できます。

長さが0のエッジ

長さが0のエッジは、通常面積のない面が原因で発生します。この問題は、CullDegenerateMeshFacesコマンドを使用して修復できます。

非多様エッジ

この問題は、CullDegenerateMeshFacesコマンドを使用後、ExtractNonManifoldMeshEdgesコマンドを使用して修復できます。

オープンエッジ

オープンエッジは通常は問題になりませんが、ラピッドプロトタイピングの際に問題を起こします。オープンエッジは、ShowEdgesコマンドを使用して見つけることができます。オープンエッジを閉じるには、FillMeshHoleFillMeshHoles、またはMatchMeshEdgeコマンドを試してみてください。

重複面

この問題は、ExtractDuplicateMeshFacesコマンドを使用して修復できます。

方向を反転した方がよい面

この問題は、UnifyMeshNormalsコマンドを使用して修復できます。

結合されていない箇所

この問題は、SplitDisjointMeshコマンドを使用して修復できます。

使用されていない頂点

使用されていない頂点は通常問題を引き起こさないので、それらを取り除くコマンドはありません。

テキストウィンドウ

右クリックするとオプションが表示されます。

カット
コピー
ペースト
保存

ウィンドウの内容をテキストファイルに保存します。

終了

ウィンドウを閉じます。

次もご覧ください。

オブジェクトの解析

Rhino Wiki: Bad objects

 

 

 

Rhino 8 for Mac © 2010-2024 Robert McNeel & Associates. 29-4-2024