テキストフィールド

テキストフィールドは、テキストと引出線に使用できる機能です。テキストフィールドは、Rhinoの実行中に評価される式で、結果はテキストに表示されます。すべてのテキストフィールドの構文は、%<フィールドとオプション>%です。式が評価できない場合は、####というエラー文字列が表示されます。

数学のサポート

数値で評価されるテキストフィールド関数(例えば、Area、BlockInstanceCount、CurveLength、NumPages、PageNumber、Volume)はすべて数式と組み合わせることができます。

例えば:

%<2*3>%6と評価されます。

モデルに4つのレイアウトページがある場合、%<NumPages()-1>%3と評価されます。

文字列の書式

Pythonおよび.NETの文字列の書式機能がサポートされています。

例:
数字に先頭のゼロを追加する

%<'{:03}'.format(NumPages())>% は、モデルにレイアウトページが2つある場合、2を002に変換します。

大文字と小文字を変換する

%<ModelUnits().upper()>%は、モデル単位を、例えば、millimetersからMILLIMETERSに変換します。

Pythonと.NETの大文字と小文字の変換関数

Python:

upper()、lower()、capitalize()

.NET:

ToUpper()、ToLower()

.NETには直接のcapitalize機能はありません。

関数

Area

閉じた曲線(平面曲線である必要があります)、ハッチング、サーフェス、ポリサーフェス、メッシュ、またはSubDの面積を計算します。

構文:

注釈スタイルの単位を使用します。

%<Area("オブジェクトID")>%

単位を指定します。

%<Area("オブジェクトID","単位")>%

AttributeUserText

与えられたオブジェクト/キーの組み合わせのUsertextです。

構文:

%<UserText("オブジェクトID","キー")>%

値を取得するユーザーテキストキーです。

オブジェクトを選択

属性ユーザーテキストキーを取得するオブジェクトを選択します。

  • このページは、オブジェクトのプロパティ > 属性ユーザーテキストと同じ機能を提供します。

  • 注釈は"(空文字)"で自己参照できます。 How to...

  • UserText()は、数値に変換しない限り計算に使用できない文字列を返します。 方法...

BlockAttributeText

ブロックインスタンスに含まれる属性ユーザーテキストを定義します。

構文:

%<UserText("ブロック","キー","プロンプト","値")>%

使い方:

  1. Textコマンドを使用してテキストオブジェクトを作成します。

  2. テキストダイアログボックスのfxボタンをクリックします。

  3. 左側のBlockAttributeTextを選択します。

  4. キープロンプトのテキスト文字列を入力します。

  5. ブロック属性テキストを含むブロック定義を作成します。

  6. Insertコマンドを使用してビューポートにブロックを追加します。

  7. プロンプトが表示されたら、値を入力するか、fxボタンをクリックして別のテキストフィールドを使用します。

この例では、名前、年齢、性別のブロック属性テキスト文字列のある表から「Data Table」ブロック定義が作成されました。

それから、ビューポートでブロックを他の2人の下側にインサートしました。Insertコマンドは、その人達の情報の入力を促します。

サンプルモデルをダウンロードするl...

BlockDescription

ビューポートでブロックインスタンスを選択して、ブロック定義の説明を取得します。

構文:

%<BlockDescription("ブロックインスタンスID")>%

BlockInstanceCount

指定の名前のブロックの数を表示します。

構文:

%<BlockInstanceCount("ブロック名")>%

BlockName

ビューポートでブロックインスタンスを選択して、ブロック定義の名前を取得します。

構文:

%<BlockName("ブロックインスタンスID")>%

%<BlockName("Block")>%は、テキストフィールド文字列を直接含むブロック定義の名前を返します。

CurveLength

曲線の長さです。

構文:

注釈スタイルの単位を使用します。

%<CurveLength("オブジェクトID")>%

単位を指定します。

%<CurveLength("オブジェクトID","単位")>%

Date

現在の日付と時刻です。

日付の形式:

リストから日付と時刻の形式を選択します。

地域

地域をリストから選択します。日付に適切な言語が選択されます。

構文:

%<Date("形式", "地域")>%

例:

%<Date("M/d/yyyy", "en-US")>% = 12/17/2020

%<Date("M/d/yyyy h:mm tt", "en-US")>% = 12/17/2020 4:48 PM

%<Date("dddd, MMMM dd, yyyy", "en-US")>% = Thursday, December 17, 2020

DateModified

このファイルが最後に保存された日付と時刻です。

日付の形式:

リストから日付と時刻の形式を選択します。

地域

地域をリストから選択します。日付に適切な言語が選択されます。

構文:

%<DateModified("形式", "地域")>%

例:

%<DateModified("M/d/yyyy", "en-US")>% = 12/17/2020

%<DateModified("M/d/yyyy h:mm tt", "en-US")>% = 12/17/2020 4:48 PM

%<DateModified("dddd, MMMM dd, yyyy", "en-US")>% = Thursday, December 17, 2020

DetailScale (平行詳細ビューのみ)

選択された詳細ビューのスケール値を指定の書式で表示します。

構文:

%<DetailScale("詳細ID","形式")>%

形式の例

書式なし = 0.1

#:1 = 0.1:1

1:# = 1:10

1=# = 1" = 10'

#=1 = 1/8" = 1'

#=1-0 = 1/8" = 1'-0"

詳細の属性名を使用

GUIDではなく、オブジェクトのプロパティで設定された名前を使用する詳細ビューを参照します。

DocumentUserText

モデルのドキュメントユーザーテキストです。

構文:

%<DocumentText("キー")>%

値を取得するドキュメントユーザーテキストキーです。

FileName

ファイルへのパスです。

構文:

%<FileName>%

%<FileName>% - モデルへの完全なパス(フルパス)を作成します。

%<FileName("0")>% - モデルへの完全なパス(フルパス)を作成します。

%<FileName("1")>% - 短いファイル名です。(ファイル拡張子を含む)

%<FileName("2")>% - 拡張子なしのモデルへの完全なパスです。

%<FileName("3")>% - 拡張子なしの短いファイル名です。

数値パラメータは特定のフィーチャを表示するマスクです。

1 = 短いファイル名

2 = 拡張子なし

1+2 = 3 = 短いファイル名 + 拡張子なし

LayerName

選択されたレイヤの名前を返します。

構文:

%<LayerName("レイヤID")>%

LayoutUserText

レイアウトに格納されたユーザーテキストキーの値を返します。

構文:

現在のレイアウトのレイアウトユーザーテキストのキーの値です。

%<LayoutUserText("キー")>%

指定されたレイアウトのレイアウトユーザーテキストのキーの値です。

%<LayoutUserText("レイアウトID","キー")>%

ModelUnits

現在のモデル単位です。

構文:

%<ModelUnits()>%

Notes

注記の内容です。

構文:

%<Notes()>%

NumPages

ドキュメントのレイアウトページ数です。

構文:

%<NumPages()>%

ObjectLayer

選択されたオブジェクトのレイヤ名を返します。

構文:

%<ObjectLayer("オブジェクトID")>%

ObjectName

存在する場合、オブジェクトまたはブロック名を表示します。

構文:

%<ObjectName("オブジェクトID")>%

ObjectPageName

選択されたオブジェクトがあるレイアウトの名前を返します。

オブジェクトがレイアウトにない場合、####が返されます。

構文:

%<ObjectPageName("オブジェクトID")>%

ObjectPageNumber

選択されたオブジェクトがあるレイアウトの番号を返します。

オブジェクトがレイアウトにない場合、####が返されます。

構文:

%<ObjectPageNumber("オブジェクトID")>%

PageHeight

このテキストフィールドがあるレイアウトページの高さです。

構文:

%<PageHeight()>%

PageName

現在または選択されたレイアウトページ名です。

選択ページ

選択されたレイアウトページ名を表示します。

構文:

現在のレイアウトページ名です。

%<PageName()>%

選択されたレイアウトページ名です。

%<PageName("ページID")>%

PageNumber

現在のレイアウト番号です。

構文:

%<PageNumber()>%

%<PageNumber() + オフセット番号>%

PageWidth

このテキストフィールドがあるレイアウトページの幅です。

構文:

%<PageWidth()>%

PaperName

選択された用紙サイズ名です。

構文:

%<PaperName()>%

PointCoordinate

選択された点オブジェクトのワールドXYZ座標を表示します。

XYZ軸はそれぞれ有効にできます。

構文:

%<PointCoordinate("オブジェクトID","軸")>%

Volume

押し出し、サーフェス、ポリサーフェス、メッシュ、SubDの体積を取得します。

開いたオブジェクトを許可

開いたオブジェクトから体積を返すことを可能にします。

構文:

注釈スタイルの単位を使用します。

%<Volume("オブジェクトID")>%

単位を指定します。

%<Volume("オブジェクトID","単位")>%

開いたオブジェクトを許可します。

%<Volume("オブジェクトID","True")>%

ExplodeとExplodeBlock

テキストフィールドがあるブロックインスタンスを分解する場合、ExplodeExplodeBlockコマンドは異なる結果を作成します。

ExplodeBlockコマンドでブロックインスタンスを分解しても、Date(日付)テキストフィールドはシステムの日付を返します。

 

 

 

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