Block

ツールバー メニュー ショートカット

ブロック
メイン
メイン1

編集

ブロック >

ブロック定義を作成

Ctrl + B

Blockコマンドは、選択オブジェクトからブロックオブジェクトを定義し、選択オブジェクトをブロックインスタンスと置き換えます。

ブロックを使用すると次のようなことが行えます。

モデルのブロックを定義する

  1. オブジェクトを選択します。
  2. ブロックの基点をピックします。
    インスタンスを挿入する際は、この点を基準にインスタンスが配置、スケール変更、回転されます。
    1つのブロックの制御点がブロックの基点に配置されます。
  3. ブロック定義の名前をタイプします。

ブロック定義のプロパティ

名前

ブロック定義の名前です。

参照: Rhinoでの命名規則

説明

オプショナルの説明情報です。

ハイパーリンク

ブロック定義にハイパーリンクの情報を追加します。この情報は、Hyperlinkコマンドで取り出すことができます。

説明

URLの説明です。

URL

ウェブアドレスです。アドレスをクリックすると、デフォルトのブラウザでページが開かれます。

別のファイルをモデルに挿入することでブロックを定義する

別のファイルをモデルにドラッグすることでブロックを定義する

  1. サポートされているファイルをWindowsエクスプローラからモデルにドラッグアンドドロップします。
  2. ファイルのインサートオプションを指定します。
    ブロック定義がモデルに追加されます。

ブロックを定義し直すには

メモ

ブロックインスタンスとレイヤ

ブロックインスタンスに含まれるジオメトリ(曲線、サーフェス等)のプロパティは、レイヤのプロパティまたはジオメトリ自体のオブジェクトのプロパティによって制御されます。モデルに挿入したブロックインスタンスは、現在のレイヤに挿入され、その他のどのレイヤに移動することも可能です。ブロックインスタンスがあるレイヤと、ブロックに含まれるジオメトリの間に関係はありません。例えば、ブロックのジオメトリが、ブロックインスタンスが挿入されたレイヤの色に合わせるために変更されるということはありません。

ブロックが特定のレイヤにあるオブジェクトを含む場合、そのレイヤをオフにすると、そのレイヤにあるオブジェクトだけがオフになります。しかしながら、ブロックインスタンスがあるレイヤをオフにした場合、すべてのオブジェクトがオフになります。

レイヤのロック

レイヤをロックする際は、ブロックインスタンスの挿入点が含まれるレイヤがロックされます。ブロックにロックレイヤにあるオブジェクトが含まれる場合で、ブロックインスタンスの挿入点がそのレイヤにない場合、制御するのはブロック挿入点のレイヤなので、オブジェクトはロックされません。

グループ

グループ化されたオブジェクトのグループの状態はブロック内で維持されません。

親の設定によるプロパティ

このオプションは、ブロック内のオブジェクトに対してのみ有効です。ブロックインスタンスをオブジェクト(ブロックのメンバー)が入っている容器と考えてください。ブロックインスタンスは、そのブロックのメンバーの親です。ブロックインスタンスには、それ自体のプロパティがあります。ブロックのメンバーのプロパティで親の設定を選択している場合、そのプロパティはブロックインスタンスによって制御されます。

シンプルなブロックの例:
ネストされたブロックの例:

親の設定は、オブジェクトのプロパティの表示色線種印刷色印刷幅に設定することができます。レンダリングのマテリアルに設定するには、オブジェクトの親を使用を選択します。レンダリングのマテリアルはデフォルトでレンダリングレイトレース表示モードのみで表示されます。

BlockManager

ツールバー メニュー

ブロック

編集

ブロック >

ブロックマネージャ

BlockManagerコマンドは、モデルのブロック定義を管理します。

操作手順

ブロックマネージャ

ブロック定義

名前

モデルのブロック定義のリストを表示します。

参照: Rhinoでの命名規則

リンク状態

ブロックインスタンスの外部ファイルへのリンク状態を表示します。

最新

ブロック定義とリンクされたファイルが一致する場合、この表示になります。

リンクされたファイルの方が古い

リンクされたファイルがブロック定義より古い場合、この表示になります。

リンクされたファイルの方が新しい

リンクされたファイルがブロック定義より新しい場合、この表示になります。

リンクされたファイルは異なる

リンクされたファイルとブロック定義が一致しない場合、この表示になります。

リンクされていない

ブロック定義がファイルのインポートによって作成されていない場合、この表示になります。

ファイルが見つからない

リンクされたブロック定義を作成するのに使用されたファイルが見つからない場合、この表示になります。

見つからないブロックはテキストドットオブジェクトとして表示され、そのブロック名が表示されます。

Rhinoがワークセッションやリンクされたインスタンス定義によって使用されるファイルの場所を見つけるプロセスについては、Rhino Wiki: File findingをご覧ください。

この問題を解決するには

  • プロパティボタンをクリックし、不明なブロックファイルの位置を指定します。次に更新ボタンをクリックして、不明なブロック復元します。
    または、削除ボタンをクリックして、ブロック定義からブロックを取り除きます。
リンクファイル名

ブロック定義を作成するのにインポートされたファイル名を表示します。

非表示および参照ブロック

モデルに<n>個の非表示、<n>個の参照ブロック定義があり

非表示ブロックの定義を表示

「*」(アスタリスク文字)で始まるブロック名を表示します。

ネストされた参照ブロック定義を表示

ネストされたリンクブロックのプロパティを表示、編集することができます。しかし、ネストされたリンクブロック設定への変更はすべて一時的で保存はされません。リンクブロックの設定を恒久的に変更するには、リンクされたブロックにあるモデルを編集してください。

説明

ブロック定義のテキスト情報を表示します。

埋め込みおよびリンクブロックの操作

これらのオプションは、「埋め込みおよびリンク」ブロックの定義をモデルを開く度にどのように更新するのかを決定します。

常に更新
更新が必要な際にメッセージを表示

更新するブロック定義ダイアログボックスを表示し、操作を促します。

更新を行わない

更新を行わず、メッセージも表示しません。

ブロックのプレビュー

ブロックのグラフィカルプレビューをオンにします。

プレビューイメージの右クリックメニュー

ワイヤフレーム

ビューをワイヤフレーム表示モードにします。

シェーディング

ビューをシェーディング表示モードにします。

レンダリング

ビューをレンダリング表示モードにします。

Top

ビューをワールドTop表示モードにします。

Bottom

ビューをワールドBottom表示モードにします。

Left

ビューをワールドLeft表示モードにします。

Right

ビューをワールドRight表示モードにします。

Back

ビューをワールドBack表示モードにします。

Perspective

ビューをワールドPerspective表示モードにします。

 

ボタン

プロパティ

ブロック定義のプロパティダイアログボックスを表示します。

ブロック定義のプロパティ

ブロック定義名

ブロックの名前を入力します。

ファイル名

ブロック定義にリンクされた外部ファイルの名前が表示されます。

参照

外部ファイルの名前または場所を変更します。

外部ファイル

ブロックインスタンスとしてインサートされるファイル用の設定です。

このファイルからリンクブロックを読み取る

インサートされるファイルにリンクされているブロックもインサートされます。

ブロック定義のタイプ

インサートされるファイルにリンクされたブロックは、ブロック定義のタイプに関わらず常にリンクブロックとして読み取られます。

埋め込み

現在のファイルにジオメトリを挿入します。外部ファイルに変更を加えても、ジオメトリは更新されません。

埋め込みおよびリンク

現在のファイルにジオメトリを挿入し、外部ファイルへのリンクを保ちます。リンクされたジオメトリは、外部ファイルに変更があった場合に更新することができます。外部ファイルが見つからない場合でも、ジオメトリの現在のファイルでの定義は変わりません。

リンク

外部ファイルへのリンクのみ維持されます。リンクされたジオメトリは、外部ファイルに変更があった場合に更新することができます。外部ファイルが見つからない場合、ジオメトリは現在のファイルに表示されません

ブロックは絶対および相対パスの両方で保存されます。

レイヤのスタイル

レイヤ名の管理方法を定義します。

アクティブ

同じ名前のレイヤをマージします。

参照

リンクされているファイルの名前を使用して親レイヤを作成します。リンクされたファイルのレイヤは、親レイヤの下のサブレイヤとして表示されます。

説明

オプショナルの説明をタイプします。

ハイパーリンク

ブロック定義にハイパーリンクの情報を追加します。この情報は、Hyperlinkコマンドで取り出すことができます。

説明

URLの説明です。

URL

ウェブアドレスです。アドレスをクリックすると、デフォルトのブラウザでページが開かれます。

エクスポート

ブロックのコンポーネントオブジェクトをファイルにエクスポートします。

削除

モデルの選択されたブロック定義とブロックのすべてのインスタンスを削除します。

他のブロックにネストされているブロック定義は削除できません。

更新

インポートした元のファイルと合うようブロック定義を再定義します。ファイルの更新が必要かは、リンク状態に表示される情報を見て判断してください。

ビューポートでインスタンスを選択してリンクされたブロックを更新する

この方法では、ブロックマネージャを開いてブロックリストを参照しなくても、特定のリンクされたブロックを更新できます。

  1. スクリプト可能なコマンド「-BlockManager」を開始します。
  2. コマンドラインで、更新 > 選択をクリックします。
  3. ビューポートでリンクされたブロックのインスタンスを選択し、Enterを押します。

更新するブロック定義

このモデルには変更された外部ファイルにリンクされているブロックが含まれています。

更新するブロック定義を選択してください。

名前

モデルのブロック定義のリストを表示します。

リンク状態

ブロックインスタンスの外部ファイルへのリンク状態を表示します。

リンクファイル名

ブロック定義を作成するのにインポートされたファイル名を表示します。

すべてを選択

リストのすべてのブロック定義名を選択します。

すべてを選択解除

リストのすべてのブロック定義名の選択を解除します。

後で更新

ブロック定義の更新は、手動で更新またはファイルを再度開くまで延期されます。

今すぐ更新

すべての選択されたブロック定義を更新します。

ネスト

選択したブロックをネスト(入れ子に)されたブロックとして含むブロック定義のリストを表示します。

使用数

モデルにあるブロックのインスタンスの数を表示します。ネストされたインスタンスは数に入ります。

選択

ビューポートで選択するブロック定義のインスタンスを選択します。

ブロックマネージャを開く前にブロックインスタンスを選択していた場合、これらのブロック名はブロック定義のリストで選択されます。

再読込

ブロックリストを再読み込みします。リンク状態とブロックのプロパティが更新されます。これは、現在のモデルの外部でリンクされているブロック参照が変更された可能性がある場合に便利です。

BlockEdit

ツールバー メニュー

ブロック

編集

ブロック >

ブロックを原位置で編集

BlockEditコマンドを使うと、ブロックインスタンスを選択し、ブロックのジオメトリを変更、ブロック定義を更新できます。

操作手順

  1. 編集するブロックインスタンスを選択します。
    または
    ブロックインスタンスをダブルクリックします。
    ブロックジオメトリがRhinoのウィンドウで開きます。他のすべてのオブジェクトはロックされています。
    すべての編集テクニックを使ってブロックのジオメトリの編集が可能です。
  2. すべての変更が終了したら、OKをクリックします。
    キャンセルするには、左上隅にある[X]ボタンをクリックします。
コマンドラインオプション

リンクされたブロックの編集確認メッセージを表示

リンクされたブロックはRhinoのファイルには格納されませんが、外部モデルへの接続は格納されます。外部モデルは別のインスタンスのRhinoで開かれ、リンクされたブロックが編集できるようになります。現在の編集セッションは外部ファイルがロックされるまで一時停止されます。

はい

リンクされたブロックを開くかどうかを確認するメッセージが表示されます。

いいえ

メッセージを表示せずにリンクされたブロックを開きます。

リンクされたブロックを編集ダイアログボックスのこのメッセージを今後表示しない...ボックスにチェックマークを付けると、リンクされたブロックの編集確認メッセージを表示が自動的にいいえに設定されます。

ブロック編集のオプション

ブロック編集ダイアログボックスがブロック名と(ある場合)ネストされているブロックの一覧を表示します。

オブジェクトを追加

選択されたオブジェクトをブロック定義に追加します。選択されたオブジェクトがブロックである場合、それはネストされたブロックとなり、BlockEditコマンドを次回に実行する際にツリーに表示されます。

追加されたオブジェクトは、ブロック定義にコピーされ、元のオブジェクトはモデルに残ります。

オブジェクトを取り除く

選択されたオブジェクトをブロック定義から取り除きます。

ブロックの更新時に、取り除かれたオブジェクトはそれぞれ別のオブジェクトとしてモデルに追加されます。

基点を設定

ブロックの挿入点の位置を移動します。

ブロックの更新時に、ブロックインスタンスは新しい挿入点がブロックの挿入位置に配置されるように移動されます。

メモ

ReplaceBlock

ツールバー メニュー

ブロック

メニューにはありません。

ReplaceBlockコマンドは、選択されたブロックインスタンスを別のブロック定義で再定義します。

操作手順

  1. 変更するブロックインスタンスを選択し、Enterキーを押します。
    モデルのいくつかのインスタンスの1つを選択した場合、コマンドラインメッセージが追加モデルの数を表示します。
  2. 望ましいブロック定義を使用するブロックインスタンスを選択します。
    または、リストからブロック定義を選択します。
コマンドラインオプション

ブロック定義リストから選択

モデルのブロック定義の選択リストを表示します。

すべて

選択されていない、非表示の、そしてロックされているオブジェクトを含む現在のブロック定義のすべてのインスタンスを選択します。

なし

追加のインスタンスは選択しません。選択されたインスタンスのみが変更されます。

または

定義リストからブロックを選択します。

CopyLinkedBlockDefinition

ツールバー メニュー

ツールバーにはありません。

メニューにはありません。

CopyLinkedBlockDefinitionは、参照スタイルレイヤのあるリンクブロックをコピーします。

例:

  1. ブロック定義として使用するBlockDef.3dmという単純なファイルを作成します。
  2. FancyModel.3dmという新規モデルを開始します。
  3. Insertコマンドを使用して、「参照スタイル」レイヤのあるリンクブロック定義を作成します。
  4. このブロックに「A」と名前を付けます。
  5. CopyLinkedBlockDefinitionコマンドを実行し、「A」を「B」と名前の付いた新規ブロックにコピーします。
  6. CopyLinkedBlockDefinitionコマンドを実行し、「A」を「C」と名前の付いた新規ブロックにコピーします。
  7. 3つのブロックのレイヤ設定を調整します。
  8. BlockManagerを実行し、同じ「BlockDef.3dm」を参照する3つのリンクブロックがあることを確認してください。

次もご覧ください。

ブロック、グループ、ワークセッションで作業を行う

McNeel Wiki: Using blocks

BlockResetScale

ツールバー メニュー

ブロック

V7の新機能

編集

ブロック > ブロックのスケールをリセット

BlockResetScaleコマンドは、ブロックインスタンスのx、yおよびzのスケールを1にリセットするか、すべての軸に最適なスケールを適用します。

均一にスケーリングされていないブロックインスタンスは、元のスケールにリセットされます。

コマンドラインオプション

モード
1

ブロックインスタンスのx、yおよびzのスケールを1にリセットします。

自動

3つの軸の内、どれか2つのスケールが同じ場合、3つ目の軸にスケールを適用します。

3つのすべての軸がそれぞれ違う場合は、平均のスケールをすべての軸に適用します。

次も参考にしてください。

ブロックの編集

ブロックの管理

 

 

 

Rhinoceros 7 © 2010-2021 Robert McNeel & Associates. 17-12-2021