SubDオブジェクト

RhinoのSubDオブジェクトは、高精度のCatmull Clarkサブディビジョンサーフェスで、複雑な有機形状を素早くモデリング、編集できるように設計されています。

  • RhinoのSubDオブジェクトは、測定可能で製造可能です。SubDオブジェクトは、高品質のNURBSまたはメッシュ(四角形または三角形)オブジェクトに変換することができ、メッシュまたはNURBSをサポートするファイル形式(IGES、STEP、OBJ、STLなど)にエクスポートすることができます。

  • ほとんどのSubD作成および編集コマンドは、SubDメニューそしてSubDツールツールバーにあります。

  • Rhino SubD Rulesのドキュメントは、RhinoのSubDオブジェクトによって使用される数学的な定義の基準の技術的な説明を提供します。

  • Tabキーを押すか、SubDDisplayToggleコマンドを使用すると、SubDオブジェクトをフラットモードとスムーズモードの間で切り替えることができます。

SubDのエッジと頂点

RhinoのSubDオブジェクトには、2つのタイプのエッジ(クリースとスムーズ)と4つのタイプの頂点(スムーズ、クリース、コーナー、ダーツ)があります。

スムーズエッジ

2つの面を滑らかに接続するエッジです。

クリースエッジ

2つの面を接続するハードエッジです。境界のエッジもクリースエッジです。

スムーズ頂点

スムーズエッジのみに伴う頂点です。

クリース頂点

滑らかなクリースを形成する2つのクリースエッジ間にある頂点です。

コーナー頂点

2つのクリースエッジの間の鋭いコーナーにある頂点と、3つ以上のクリースエッジに伴う頂点です。

ダーツ(dart)頂点

1つのクリースエッジに伴う頂点です。

  • CreaseRemoveCreaseコマンドを使用すると、エッジや頂点のタイプを変換することができます。

SubDオブジェクト変換コマンド

SubDオブジェクトは、次のコマンドを使用してNURBSおよびメッシュとの間で変換できます。

ToNURBS - SubD → NURBS

Mesh - SubD → ハイポリメッシュ

ExtractControlPolygon - SubD → ローポリメッシュ

QuadRemesh - NURBSまたはメッシュ → 四角形メッシュ → SubD (リバースエンジニアリング)

ToSubD - NURBSまたはメッシュ → SubD