OBJ (.obj) インポート/エクスポート

OBJファイル形式は、各頂点の位置と、各テクスチャ座標の頂点、法線、そして各ポリゴンを頂点とテクスチャ頂点のリストとして定義させる面のUV位置のみを含む3Dジオメトリのみを表すシンプルなデータ形式です。頂点は、法線の明示的な宣言を必要としないように、デフォルトで反時計回りで格納されます。

インポート

ファイルをワークセッションとして開く、インポート、インサート、アタッチするには

  1. ファイルメニューの開くインサートインポート、またはワークセッション > アタッチをクリックします。

  2. ダイアログボックスで、サポートされているタイプのファイルを選択します。
  3. 開くをクリックし、設定を行います。
    3dm以外のファイルを開いてモデルを保存すると、ファイル名はデフォルトの3dmファイル名になります。

OBJインポートオプション

OBJグループのインポート形式

なし
グループ
レイヤ
オブジェクト名
OBJオブジェクトをインポート

 

モーフターゲットのみとしてインポート
グループの順序を逆にする
テクチャを無視
OBJのYをRhinoのZにマップ
32ビットのテクスチャを別々のファイルに分割
常にこれらの設定を使用。今後このダイアログを表示しない。

現在の設定を保存し、ダイアログの表示をオフにします。

メッセージを再びオンにするには

参照: ResetMessageBoxesコマンド

エクスポート

Rhinoのモデルを名前を付けて保存、またはエクスポートするには

  1. ファイルメニューの選択オブジェクトをエクスポートまたは名前を付けて保存をクリックします。
  2. ダイアログボックスのファイルの種類リストに現在サポートされているファイル形式が表示されます。
  3. ファイルの種類ボックスでサポートされているファイルの種類を選択します。
  4. ファイル名ボックスでファイル名を選択またはタイプします。
  5. 何を保存するのかを指定します。
  6. オプション

    簡易保存

    レンダリングメッシュを取り除くと、ファイルが小さくなりますが、次にファイルを開いた時、シェーディング、レンダリングの速度は遅くなります。

    ジオメトリのみを保存

    ジオメトリオブジェクトのみを保存します。レイヤマテリアルプロパティ注記、または単位設定は保存されません。これはオブジェクトをエクスポートするのに似ています。新しいファイルが作成されますが、それはアクティブなRhinoのモデルにはなりません。

    テクスチャを保存

    マテリアル、環境、デカールによって使用されている外部テクスチャをモデルに埋め込みます。

    プラグインデータを保存 オブジェクトやドキュメントにプラグインアプリケーションによって添付されているデータを保存します。
  7. エクスポートの設定変更ができる場合は、オプションボタンを使用してエクスポートの設定を指定します。
  8. 選択したファイルの種類がメッシュオブジェクトのみを作成する場合、ポリゴンメッシュオブジェクトダイアログボックスでメッシュの設定を指定します。

OBJエクスポートオプション

ジオメトリ

サーフェス、ポリサーフェス、押し出しの保存形式

NURBSオブジェクト

Rhinoの曲線とサーフェスはNURBS曲線およびサーフェスとしてエクスポートされます。

ポリゴンメッシュオブジェクト

サーフェスはポリゴンメッシュオブジェクトで近似されます。NURBSオブジェクトからメッシュを作成ダイアログボックスでRhinoがNURBSジオメトリからどのようにポリゴンメッシュを作成するかを設定します。曲線はエクスポートされません。

サーフェスのトリム曲線の保存形式

ポリライン

NURBSサーフェスをエクスポートすると、トリムされた曲線はポリラインで近似されます。曲線としてトリムをエクスポートすると、ジオメトリの正確さは低下します。このオプションは本来Aliasにエクスポートするためのものです。これの代わりに、IGESをAliasにエクスポートするのに使用することができるはずです。

曲線

NURBSサーフェスをエクスポートすると、トリムした曲線は NURBS曲線になります。これは、ポリラインとしてトリムをエクスポートするより正確な結果が得られます。

形式

行末文字

Windows (CRLF)

キャリッジリターンとラインフィード。

Mac OS X、Unix (LF)

ラインフィードのみ。

Mac OS 9 (CR)

キャリッジリターンのみ。

__ 有効桁
マテリアル定義をエクスポート

.objのファイルと同じ名前の.mtlファイルを作成します。この.mtl ファイルにオブジェクト毎に1つのマテリアル定義が書き込まれます。これらのオブジェクトの参照事項も.objファイルに追加されます。

このオプションは、レンダリングマテリアルが割り当てられていない場合に、OBJの拡散マテリアルをオブジェクトの表示マテリアルに設定します。

マテリアルセットのないオブジェクトに表示色を使用

マテリアルが割り当てられていないオブジェクトは、デフォルトのマテリアルを使用してエクスポートします(有効)。そうでない場合はオブジェクトの表示色を使用したマテリアルを使用してエクスポートします(無効)。

マテリアル名の空白を下線に変換
RhinoのZをOBJのYにマップ

エクスポートされたモデルをz up方向(普通のZ軸方向、つまり縦方向が上)からy-up方向(Y軸方向、つまり厚さ方向が上)に位置変更します。

長い行を折り返す

このオプションを選択すると、ダウンストリームアプリケーションが出力ファイルの読み取りに失敗する場合があります。ターゲットアプリケーションが行の折り返しを処理できるかどうか不明な場合は、このオプションをオフにします。

名前

Rhinoのオブジェクト名のエクスポート

オブジェクト名をエクスポートします。

オブジェクト名をエクスポートしない
OBJグループとして (3dsMaxへのエクスポートに使用)
OBJオブジェクトとして

Rhinoのレイヤ/グループ名のエクスポート

これらの設定によって、ネスト化(入れ子に)されたグループをサポートしていないプログラムにデータをエクスポートすることができます。3D Studio MAXのOBJインポートプラグインがその一例です。3ds maxへエクスポートするにはレイヤ/グループ名をエクスポートしないを選択します。

レイヤ/グループ名をエクスポートしない
レイヤをOBJグループとして
グループをOBJグループとして
OBJグループで並べ替え

メッシュ

頂点のウェルド

変更しない
ウェルド

与えられた任意の位置の1つの頂点(例えば、トポロジの頂点)をエクスポートしますが、メッシュ頂点に関連するテクスチャ座標と法線のすべてをエクスポートします

完全にウェルド解除

エクスポートの前にメッシュ全体をウェルド解除します。

SubDのメッシュ生成

SubDサーフェスから

選択したメッシュ生成密度でSubDサーフェスをメッシュに変換します。

最も粗く
粗く
細かく
最も細かく
SubD制御ネットから

SubDの制御ネットをメッシュとして抽出します。

NGon

なし

Nゴンを三角形または四角形のメッシュ面に変換します。

維持

Nゴンを維持しますが、メッシュ面はNゴンに変換しません。

作成

Nゴンを維持し、それぞれの平面領域(赤)をNゴンに変換します。内側に境界がある平面領域(青)は変換されません。

___最小面数

メッシュ面がこの数より少ない平面領域は、Nゴンに変換されません。


テクスチャ座標をエクスポート
頂点法線をエクスポート
頂点色をエクスポート
開いたメッシュをエクスポート

三角形としてエクスポート

TriangulateMeshコマンドと同じように四角形を三角形に変換します。

レンダリングメッシュを使用

有効にすると、ドキュメントのメッシュ設定を使用してオブジェクトをエクスポートします。ポリゴンメッシュのエクスポートオプションは表示されません。オブジェクトのカスタムメッシュはOBJファイルに保存されます

無効にすると、ポリゴンメッシュのエクスポートオプションを使用してオブジェクトをエクスポートします。オブジェクトのカスタムメッシュはOBJファイルに保存されません

常にこれらの設定を使用。今後このダイアログを表示しない。

現在の設定を保存し、ダイアログの表示をオフにします。

メッセージを再びオンにするには

参照: ResetMessageBoxesコマンド

エクスポートに関するメモ

参照

Wikipedia: Wavefront OBJ

 

 

 

Rhinoceros 7 © 2010-2021 Robert McNeel & Associates. 17-12-2021