ファイルを開く、インサート、インポート

Openコマンドは指定されたRhinoまたは他のサポートされている形式のファイルを新規のRhinoのウィンドウで開きます。

Insertコマンドは、内部で格納されたブロックオブジェクトまたは外部ファイルをブロック、グループ、または独立オブジェクトとして挿入します。Insertコマンドでは、挿入点をピックして指定し、挿入時にオブジェクトにスケールや回転を適用することができます。

Importコマンドは、1:1のスケールで、ワールド座標系に相対にオブジェクトを外部ファイルにマージします。

Open

ツールバー メニュー ショートカット

ファイル
標準
STLツール

ファイル

開く

Ctrl + O

Openコマンドは、既存のRhino、またはその他のサポートされているファイル形式のファイルを開きます。

操作手順

  1. ファイルの種類を選択します。
  2. ファイル名を選択またはタイプします。
  3. 開くボタンをクリックします。
    または
    Windowsエクスプローラからサポートされているジオメトリファイル形式をドラッグし、ダイアログボックスのファイルを開くをクリックします。

メモ

ショートカットを使用してRhinoを開く

ショートカットを使用すると、Rhinoを多くのオプションを使用して開くことができます。

Windowsコマンドラインオプション

/<schemename>

保存されたスキームと一緒に開きます。

/nosplash

スプラッシュ画面を表示しません。スプラッシュ画面を見るには、Aboutコマンドを使用します。

/safemode

OpenGLやサードパーティのプラグインを使用せずにセーフモードでRhinoを起動します。

/notemplate

ハードコードされたデフォルトに基づいたデフォルトモデルを使用してRhinoを起動します。

/language=
<langid>

言語を設定します。例えば、/language=1041は日本語で、 /language=1033は英語でRhinoを起動します。

こちらをご覧ください: Locale IDs Assigned by Microsoft

/runscript="<script>"

起動時にスクリプトを実行します。

modelname.3dm

開くモデルのパスと名前です。

スキーム

Rhinoのワークスペースの設定を保存、呼び出しします。スキームは次の内容を保存します。

スキームを保存するには

  1. 下のようにRhinoへのWindowsデスクトップショートカットを作成します。
    "C:/Program Files/Rhino.exe" /scheme="WhiteBackground"
  2. Rhinoを白い背景色で設定し、終了します。
  3. ショートカットを使用してRhinoを起動します。
    Rhinoは次の場所にすべての設定を見つけ、保存します。
    HKEY_CURRENT_USER/Software/McNeel/Rhinoceros/5.0/Scheme:
    WhiteBackground/...
  4. 下の別のショートカットを作成します。
    "C:/Program Files/Rhino.exe" /scheme="BlackBackground"
  5. Rhinoを黒い背景色で設定し、終了します。
  6. ショートカットを使用してRhinoを起動します。
    Rhinoは次の場所にすべての設定を見つけ、保存します。
    HKEY_CURRENT_USER/Software/McNeel/Rhinoceros/5.0/Scheme:
    BlackBackground/...

Import

ツールバー メニュー

ファイル
標準
STLツール

ファイル

インポート

Importコマンドは、ファイルのすべてのオブジェクトを現在のモデルにマージします。現在のドキュメントにファイルをインポートすると、そのファイルのオブジェクトはもう一方のファイルにあるように現在のドキュメントにマージされます。

操作手順

  1. ファイルの種類を選択します。
  2. ファイル名をタイプします。
  3. 開くボタンをクリックします。
    または
    Windowsエクスプローラからサポートされているジオメトリファイル形式をドラッグし、ダイアログボックスのファイルをインポートをクリックします。

メモ

Insert

ツールバー メニュー ショートカット

ブロック
ファイル

編集

ブロック >

ブロックインスタンスをインサート

ファイル

インサート

Ctrl + I

Insertコマンドは、ファイルに格納されたブロックオブジェクトまたは外部ファイルをインポートします。

操作手順

  1. ブロック名を選択します。
    または
  2. 外部ファイルをブロック、グループ、または独立オブジェクトとしてインサートするには、ファイル参照ボタン をクリックします。
    または
    Windowsエクスプローラからサポートされているジオメトリファイル形式をドラッグし、ダイアログボックスのファイルをインサートをクリックします。
  3. インサートダイアログボックスでオプションを選択します。

メモ

インサートのオプション

名前

モデルのブロック定義の名前の一覧を表示します。

挿入する形式

ブロックインスタンス

モデルをブロックインスタンスとして挿入します。

グループとして

モデルをグループとして挿入します。

独立オブジェクト

モデルを独立したジオメトリオブジェクトとして挿入します。

ブロックプレビューイメージ

挿入点

プロンプト

プロンプトが表示され、挿入点をピックできます。

X/Y/Z

プロンプトボックスをチェックしない場合は、X、Y、Z座標を指定できます。

スケール

オブジェクトのスケールを設定します。

プロンプト

プロンプトが表示され、スケールを指定できます。

均等

X、Y、Z方向のスケール変更係数が同じに設定されます。

X/Y/Z

X、Y、Zのスケール変更係数をそれぞれ入力します。

回転

オブジェクトの回転を設定します。

プロンプト

プロンプトが表示され、回転を指定できます。

角度

角度を指定できます。

ファイル

クリックして外部ファイルを挿入します。

ブロック定義のプロパティ

ブロック定義名

ファイル名とプレビューです。

外部ファイル

このファイルからリンクブロックを読み取る

外部ファイルにリンクされたブロックがある場合、これらがインサートされます。

ブロック定義のタイプ

埋め込み

現在のファイルにジオメトリを挿入します。外部ファイルに変更を加えても、ジオメトリは更新されません。

埋め込みおよびリンク

現在のファイルにジオメトリを挿入し、外部ファイルへのリンクを保ちます。リンクされたジオメトリは、外部ファイルに変更があった場合に更新することができます。こちらをご覧ください: ブロックマネージャ。外部ファイルが見つからない場合でも、ジオメトリの現在のファイルでの定義は変わりません。

リンク

外部ファイルへのリンクのみを保ちます。リンクされたジオメトリは、外部ファイルに変更があった場合に更新することができます。こちらをご覧ください: ブロックマネージャ。外部ファイルが見つからない場合、ジオメトリは現在のファイルに表示されません。

レイヤのスタイル (リンクブロックのみ)

リンクブロックの定義は外部ファイルを参照します。リンクされたブロック定義を含むモデルをロードする度に、Rhinoはリンクされたブロック定義の内容を作成するために参照ファイルを読み取ります。リンクブロック定義を作成する際は、2つのリンクブロック定義のレイヤスタイルの内の1つを指定してください。

アクティブ

リンクブロック定義のすべてのレイヤはアクティブなモデルに保存されます。レンダリングマテリアルを含むすべてのレイヤの属性は編集でき、保存することができます。リンクされたモデルのそれぞれのレイヤは、現在のモデルに一致する短い名前のあるレイヤがある場合、そのレイヤが使用され、そうでない場合は新規レイヤが作成されます。

参照

リンクされたモデルからのレイヤツリーは、現在のモデルに「祖父母」レイヤの下に参照レイヤとして、リンクされたファイルと同じ名前を付けて追加されます。すべての追加レイヤは、参照レイヤです。オン/オフロック/ロック解除の状態とレイヤののみが変更できます。

説明

ブロック定義に付加された説明です。

ハイパーリンク

説明

URLの説明です。

URL

ブロック定義に付加されたURLです。

テスト

URLが有効かどうかを確認します。

ブロック名が競合します。

ファイルで既に定義されているブロックと同じ名前のファイルをインサートしようとすると、外部ファイルのジオメトリと一致するようにモデルのブロックを再定義するか、両方のブロックを維持するかの2つのオプションが表示されます。

モデルのブロック

モデルで既に定義されているブロックがインサートしようとしているファイルで定義されているブロックの代わりに使用されます。

ファイルのブロック

モデルのこのブロックのすべてのインスタンスを更新します。

両方のブロックを維持

インサートしようとしているブロックの名前を指定する名前に変更します。

これをすべてのブロック名の競合に行う

「ブロック名が競合します。」ダイアログボックスを以後表示しません。

 

次もご覧ください。

Paste

クリップボードからオブジェクトを挿入します。

ファイル作業を行う

ブロック、グループ、ワークセッションで作業を行う

オブジェクトをインポート/エクスポートする

インポート/エクスポートファイル形式の索引

Rhino Wiki: Imported and linked block layer names

 

 

 

Rhinoceros 6 © 2010-2017 Robert McNeel & Associates. 07-6-2019