企業でRhinoのプロジェクトマネージャーを担当しているような場合、状況によって、特定の設定をユーザーに強制する必要があるかもしれません。下の説明をご覧ください:
オーバーライドされたグローバルオプションは、標準ユーザーによって変更はできません。
標準ユーザーは特定のコマンドでオーバーライドされたデフォルト設定を使用します。
デフォルト設定は変更できますが、次回のコマンドセッションでリセットされます。
Rhinoを閉じます。
Windowsのファイルのエクスプローラーで、%AppData%\McNeel\Rhinoceros\7.0\settings\を開きます。
フォルダ内のsettings-Scheme__Default.xmlを削除します。
このファイルは、Rhinoがデフォルト以外のオプションとコマンド設定を保存する場所です。
Rhinoを起動します。
新しいsettings-Scheme__Default.xmlが表示されます。Rhinoのすべての設定は工場出荷時のデフォルトにリセットされます。
settings-Scheme__Default.xmlを%ProgramData%\McNeel\Rhinoceros\7.0\settings\にコピーします。
WinMergeのような比較ツールに2箇所にあるsettings-Scheme__Default.xmlのファイルを読み込みます。
Rhinoで設定を変更します。
比較ツールで元のsettings-Scheme__Default.xmlに何が追加されているかを確認できます。
例として新規サーフェスのアイソカーブを隠す操作を取り上げます:
Rhinoオプションダイアログで、全般ページを開きます。
サーフェスのアイソカーブを表示オプションを無効にします。
をクリックしてRhinoオプションダイアログを閉じます。
比較ツールで次の情報が元ののsettings-Scheme__Default.xmlに追加されていることが分かります。
<child key="General">
<entry key="ShowSurfaceIsoparms">False</entry>
</child>
情報を新しいsettings-Scheme__Default.xmlにコピーし、ファイルを保存します。
今後はサーフェスのアイソカーブを表示オプションは有効にできません。
例としてCurveコマンドの次数オプションを取り上げます:
Curveコマンドを開始します。
次数オプションを5に変更します。このオプションのデフォルト値は3です。
を押してコマンドをキャンセルします。
比較ツールで次の情報が元ののsettings-Scheme__Default.xmlに追加されていることが分かります。
<command name="Curve">
<entry key="CurveDegree">5</entry>
</command>
情報を新しいsettings-Scheme__Default.xmlにコピーし、ファイルを保存します。
今後、Curveコマンドは常に次数=5で起動します。
Rhinoceros 8 © 2010-2024 Robert McNeel & Associates. 29-4-2024