制御点

制御点は、曲線の形状を決定します。通常、曲線のそれぞれの点は複数の制御点の加重和を取って計算されます。各点の重みは、そのパラメータによって異なります。次数がdの曲線は、パラメータ空間のd+1の間隔でどの制御点もゼロ以外の重みがあります。これらの間隔内では、重みは次数dの多項式関数(基底関数)に応じて変更されます。間隔の境界では、基底関数は滑らかに0になります。その滑らかさは多項式の次数で決定されます。

制御点をより多く追加すると、曲線の近似がよりよく行えますが、有限個の制御点で正確に表現できるのは、特定の類の曲線のみです。NURBS曲線には各制御点に重みのスカラー量があります。これにより、過度に制御点の数を増やすことなく曲線の形状をよりコントロールできます。特に円や楕円などのような円錐断面曲線が正確に表現できます。NURBSの「Rational」(有理)は、これらの重みのことについて言及しています。

3次元の制御点は3Dモデリングで常に使用され、3D空間での位置を示す通常の点の意味で使用されます。


曲線の制御点(左)、サーフェスの制御点(右)

曲線やサーフェスの制御点を表示するには