ChangeDegree

 

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ChangeDegreeコマンド

曲線またはサーフェスの次数を変更します。

操作手順

number-1.pngオブジェクトを選択します。

number-2.png次数の値を入力します。

サーフェスの場合、UとV方向の値を入力します。

オプション

形式編集

はいの場合で、曲線/サーフェスの次数が要求された次数と異なる場合、新しい曲線/サーフェスは単純な内部ノットを持ちます。

いいえの場合で、曲線/サーフェスの次数が要求された次数よりも小さい場合、新しい曲線/サーフェスは元のものとまったく同じジオメトリとパラメータ表記を持ちますが、それは、多重度 = 古い多重度 + 新しい次数 - 古い次数のノットを持ちます。

曲線/サーフェスの次数が要求された次数より大きい場合、新しい曲線/サーフェスは単純ノットで元の曲線/ サーフェスを近似する曲線/サーフェスになります。

メモ

ChangeDegreeコマンドは、曲線を作成する時に使用される多項式の次数を変更します。曲線のノット構造は同じに保ちながら、各ノットスパンの間の制御点を追加/削除します。

InsertKnotRemoveKnotコマンドは制御点をより局地的に追加または削除できるので、多くの場合でChangeDegreeよりも便利です。

サーフェスのジオメトリを変更せず編集のために制御点の数だけを増やしたい場合は、形式編集オプションをいいえにし、次数を5に上げてみてください。 この場合は、次数を変えずに制御点を追加するInsertKnotコマンドを使用してみるのもよいでしょう。

ジオメトリを他のアプリケーションにエクスポートする可能性がある場合、サーフェスの次数をできる限り低くしておくとよいでしょう。多くの機械系CADシステムは、次数3を超えるサーフェスをインポートすることができません。

追加または削除する制御点の数は次数に影響されます。次数が高ければ高いほど、制御点の数も増えます。

サーフェスの次数を上げると、それは周期サーフェスではなくなります。サーフェスの周期性を戻すには、MakePeriodicコマンドを使用します。

次数が高いオブジェクトは、表示により時間がかかる上に、より多くのメモリを必要とします。

次数

多項式は、y = 3x3 -2x +1のような関数です。多項式の「次数」は、関数の最も高い乗数です。例えば、3x3 -2x +1 is 3の次数は3です。-x5 +x2の次数は5です。NURBS関数は、有理多項式で、NURBSの次数は多項式の次数です。NURBSモデリングの視点で見ると、(次数–1)は、それぞれのスパンで得られる最大の「湾曲」の数です。

例えば:

線は次数1です。線には0個の湾曲があります。

degree1-001.png
次数1: 線

放物線、双曲線、円弧、円(円錐断面曲線)は次数2です。これらには1個の湾曲があります。

degree2-001.png
次数2: 放物線、円弧、円

3次ベジェは次数3です。その制御点をジグザグ形状に配置すると、2つの湾曲が得られます。

degree3-001.png
次数3: 曲線

次も参考にしてください。

曲線を編集する

サーフェスを編集する