この例では、Rhinoを使って簡単なメカニカルパーツをモデリングする方法を紹介します。
このチュートリアルでは次のことを学習します。
| ● | 押し出しオブジェクトを作成する |
| ● | 異なる形状をブール演算する |
| ● | 穴を開ける |
| ● | 3D形状から2D線画図面を作成する |
| ● | 2D線画図面に寸法を配置し、寸法テキストを変更する |
チュートリアルモデルを開く
| 4 | チュートリアルモデルファイルToolblock.3dmを開くをクリックして開きます。
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まず、レイヤProfile-01とProfile-02の輪郭曲線から2つの基本のソリッド形状を作成します。
レイヤを設定する
| 4 | レイヤパネルでProfile-01レイヤが現在のレイヤになっていることを確認します。 |
輪郭曲線を押し出す
| 1. | ソリッドメニューの平面曲線を押し出し > 直線をクリックします。 |
| 2. | 端点オブジェクトスナップをオンにします。 |
| 3. | 押し出す曲線を選択のプロンプトで、青い輪郭曲線を選択し、Enterキーを押します。
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| 4. | 押し出し距離のプロンプトで、コマンドラインのソリッドと元のオブジェクトを削除オプションをはいに設定します。 |
| 5. | マゼンタの構築線の端点をクリックします。
空間で閉じた容積を形作るので、押し出し形状はソリッドになります。 |
レイヤを設定する
| 4 | レイヤパネルでProfile-02レイヤを現在のレイヤに設定します。 |
輪郭曲線を押し出す
| 1. | 赤い輪郭曲線を選択します。
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| 2. | ソリッドメニューの平面曲線を押し出し > 直線をクリックします。 |
| 3. | 押し出す曲線を選択のプロンプトで、コマンドラインのソリッドと元のオブジェクトを削除オプションをはいに設定します。 |
| 4. | 押し出し距離のプロンプトで、Frontビューポートで、青い曲線の高さより上に押し出しをドラッグし、クリックします。
ソリッドが現在の赤いレイヤであるProfile-02に表示されます。
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ソリッドを表示する
| 4 | 編集メニューの表示 > 表示をクリックします。
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2つのソリッドをブール演算する
| 1. | ソリッドメニューの差をクリックします。 |
| 2. | 差演算をする元のサーフェスまたはポリサーフェスを選択のプロンプトで、青いソリッドを選択し、Enterキーを押します。 |
| 3. | 差演算に用いるサーフェスまたはポリサーフェスを選択のプロンプトで、コマンドラインの元のオブジェクトを削除オプションをはいに設定します。 |
| 4. | 赤いソリッドを選択し、Enterキーを押します。 結果は新しいソリッドまたはポリサーフェスになります。ポリサーフェスは、閉じたまたは開いたサーフェスの集まりです。ソリッドは閉じたサーフェスの集まりです。
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最初の穴を作成する構築円が既に配置されています。
ソリッドに穴を作成する
| 1. | イメージのように緑の円を選択します。
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| 2. | ソリッドメニューのソリッド編集ツール > 穴 > 穴を作成をクリックします。 |
| 3. | サーフェスまたはポリサーフェスを選択のプロンプトで、青いポリサーフェスを選択します。 |
| 4. | 深さ点のプロンプトで、オブジェクトの上部分を通る穴をドラッグします。
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| 5. | Frontビューで点をピックします。
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1つ穴ができたら、他のをコピーすることができます。
穴をコピーする
作成した穴をコピーして、残り3つの穴を作成します。(作成した穴と一列に並ぶようにします。)
| 1. | Osnapパネルで、点オブジェクトスナップをオンにします。 |
| 2. | ソリッドメニューのソリッド編集ツール > 穴 > 穴をコピーをクリックします。 |
| 3. | 1つの平面サーフェス内の穴を選択のプロンプトで、最初の穴を選択し、Enterキーを押します。
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| 4. | コピーの基点のプロンプトで、最初の円の中心の点オブジェクトをピックします。 |
| 5. | コピー先の点( コピー=はい ):のプロンプトで、次の穴の中心になる点をピックします。
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| 6. | これを繰り返し、パーツの反対側に2つの穴を作成します。 メモ: パーツの中心の点は使用しないでください。
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円形穴を作成する
真ん中の穴は、作成したばかりの4つの穴と異なり、青いソリッドの上の部分を貫通しません。そして、穴作成に使用する参照円はありません。
| 1. | ソリッドメニューのソリッド編集ツール > 穴 > 円形穴を配置をクリックします。 |
| 2. | ターゲットサーフェスを選択のプロンプトで、青いソリッド一番上のサーフェスを選択します。 |
| 3. | 中心点のプロンプトで、下のようにコマンドラインオプションを設定します。 深さ=0.5 直径=0.312 錐先角度=180 貫通=いいえ 方向=作業平面法線 |
| 4. | 青いソリッドの点オブジェクトをクリックして、穴の作成を終了します。
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ソリッドをテストする
結果のポリサーフェスは、閉じたソリッドです。ソリッドは、空間の閉じた容積を定義します。Propertiesコマンドを使用すると、パーツが閉じたソリッドかどうかが分かります。Propertiesコマンドは、オブジェクトの開いた/閉じた状態についての情報を表示します。
| 1. | パーツを選択します。 |
| 2. | 編集メニューのオブジェクトのプロパティ (F3)をクリックします。 |
| 3. | プロパティパネルの詳細をクリックします。 オブジェクト情報ウィンドウで、オブジェクトが有効で閉じていることが確認できます。 ジオメトリ: 有効なポリサーフェス。 23個のサーフェスがある閉じたソリッドポリサーフェス。 |
Make2Dコマンドは3Dソリッドから2D線を生成します。
2D線画図面を作成する
| 1. | パーツを選択します。 |
| 2. | 寸法メニューの2D図を作成をクリックします。 |
| 3. | 2D図オプションダイアログボックスの図レイアウトで、4ビュー (USA)をクリックします。 オプションで、すべてのサーフェスエッジを表示と隠れ線を表示ボックスにチェックマークを付けます。 |
| 4. | OKをクリックします。 |
2D図を使用して、パーツの寸法を追加します。
レイヤを設定する
| 1. | レイヤパネルで、Dimensionsレイヤを現在のレイヤにします。 |
| 2. | DimensionsとMake2Dレイヤ以外のすべてのレイヤをオフにします。 |
| 3. | Make2D > hidden > linesレイヤの線種の列で、実線をクリックします。 |
| 4. | 線種を選択ウィンドウで、破線を選択します。
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ビューポートを設定する
| 4 | ビューポートタイトルをダブルクリックして、Topビューポートを最大化します。 |
パーツに寸法を付ける
| 1. | 寸法メニューの長さ寸法をクリックします。 |
| 2. | Osnapパネルで、端点オブジェクトスナップをオンにし、点オブジェクトスナップをオフにします。 |
| 3. | 寸法の1点目のプロンプトで、パーツの左上の角をピックします。 |
| 4. | 寸法の2点目のプロンプトで、パーツの右上の角をピックします。 |
| 5. | 寸法の位置のプロンプトで、寸法線の位置をピックします。 |
| 6. | 同じ操作を繰り返し、パーツの右側に垂直寸法を生成します。
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パーツの水平直列(チェーン)寸法を作成する
| 1. | 寸法メニューの長さ寸法をクリックします。 |
| 2. | 寸法の1点目のプロンプトで、コマンドラインの連続オプションをはいに設定します。 これによって直列寸法が作成されます。 |
| 3. | 寸法の1点目のプロンプトで、パーツの左下の角をピックします。 |
| 4. | 寸法の2点目のプロンプトで、中心点オブジェクトスナップをオンにし、最初の円の中心をピックします。 |
| 5. | 寸法の位置のプロンプトで、パーツの下側をピックします。 |
| 6. | 次の寸法の位置のプロンプトで、残りの円の中心点のピックを続けます。 |
| 7. | パーツの右下の角をピックしてを終了し、Enterキーを押します。
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穴の垂直直列(チェーン)寸法を作成する
| 4 | 直列寸法を繰り返し、垂直寸法を作成します。
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