6 - 曲線からサーフェスを作成する

3Dでの作業の方法にはいろいろありますが、その1つがエッジ、輪郭、断面、またはその他のサーフェスの特徴を表す曲線を描いて、それらの曲線からサーフェス作成コマンドを使用してサーフェスを作成する方法です。曲線は独立した曲線でも、既存のサーフェスのエッジでも使用可能です。

エッジ曲線からサーフェスを作成する

辺となる3つか4つの曲線からサーフェスを作成することができます。

エッジ曲線からサーフェスを作成する

  1. チュートリアルモデル「EdgeSrf.3dm」を開きます。

    (ヘルプメニュー > Rhinoを学ぶ > チュートリアルとサンプル > ユーザーガイド > EdgeSrf)

  2. サーフェスメニューのエッジ曲線からをクリックします。

    参考: F1を押してEdgeSrfコマンドのヘルプトピックを見ることもできます。

  3. 2、3、または4個の開いた曲線を選択のプロンプトで、下のイメージにあるように4つの曲線を選択します。

    曲線を選択するには、Shiftキーを押しながらそれぞれの曲線をクリックするか、囲み窓または交差窓選択で一度にすべての曲線を選択します。オブジェクトの選択方法の復習が必要な方は、第3章: オブジェクトの選択をご覧ください。辺を定義する曲線からサーフェスが作成されます。

曲線を押し出す

サーフェスは、曲線を作業平面に垂直に直線状に押し出して作成することもできます。

押し出しサーフェスを作成する

  1. チューリアルモデル「ExtrudeCrv.3dm」を開きます。

    (ヘルプメニュー > Rhinoを学ぶ > チュートリアルとサンプル > ユーザーガイド > Extrude)

  2. サーフェスメニューの曲線を押し出し直線をクリックします。

    参考: F1を押してExtrudeCrvコマンドのヘルプトピックを見ることもできます。

  3. 押し出す曲線を選択のプロンプトで、下のイメージのように曲線(1)を選択します。
  4. 押し出し距離のプロンプトで、押し出したい距離をドラッグして、クリックします。

曲線をロフトする

ロフトは選択した曲線の間をブレンドして滑らかなサーフェスを作成します。曲線は作成するサーフェスの「肋骨」を定義します。

ロフトサーフェスを作成する

  1. チュートリアルモデルLoft.3dmを開きます。

    (ヘルプメニュー > Rhinoを学ぶ > チュートリアルとサンプル > ユーザーガイド > Loft)

  2. サーフェスメニューのロフトをクリックします。

    参考: F1を押してLoftコマンドのヘルプトピックを見ることもできます。

  3. ロフトする曲線を選択のプロンプトで、下のイメージのように3つの曲線(1)、(2)、および(3)を選択し、Enterを押します。

    ヒント: 曲線は同じ側の端近く(表示されている番号近く)をピックして選択してください。このようにすると、ロフトサーフェスがねじれることを避けることができます。このモデルではどのような選択方法でも用いることができます。Loftコマンドが曲線の順序を処理します。別のより複雑なケースでは、希望通りの形状になるようにロフトを調整する必要が出てくることもあります。
  4. ロフトダイアログボックスで、スタイルのドロップダウンメニューをクリックし、いろいろなオプションを見てみてください。
    デフォルトのスタイルはノーマルです。スタイルを変更すると、リアルタイムでプレビューが更新され、結果がどのようになるのかを確認することができます。
  5. ロフトオプションダイアログボックスのOKをクリックします。

曲線を回転する

回転軸.を中心に曲線を回転すると、サーフェスが作成されます。曲線はサーフェスの輪郭を定義します。この機能は他のアプリケーションではlathing(旋盤)と呼ばれることもあります。

回転サーフェスを作成する

  1. チュートリアルモデルRevolve.3dmを開きます。

    (ヘルプメニュー > Rhinoを学ぶ > チュートリアルとサンプル > ユーザーガイド > Revolve)

  2. ステータスバーOsnapペインをクリックし、Osnapコントロールをオンにします。
  3. Osnapコントロールの端点をクリックします。

  4. サーフェスメニューの回転をクリックします。

    参考: F1を押してRevolveコマンドのヘルプトピックを見ることもできます。

  5. 回転する曲線を選択のプロンプトで、曲線(1)を選択し、Enterを押します。

  6. 回転軸の始点のプロンプトで、回転軸を定義する線の一方の端(2)にスナップします。

    メモ: 参照線は必ずしも必要というわけではありません。軸はどのような2点をピックしても定義できます。

  7. 回転軸の終点のプロンプトで、回転軸を定義する線の他方の端((3)にスナップします。

  8. 開始角度...のプロンプトで、360度オプションをクリックします。

    360度オプションは、完全な360度のサーフェスを作成します。

レールに沿って曲線を回転する

RailRevolveコマンドは、参照軸を中心に可能な限りレール曲線通りに輪郭曲線を回転し、サーフェスを作成します。輪郭曲線はサーフェスの輪郭を定義し、レール曲線は輪郭曲線が通るパス(経路)を定義します。

レール曲線から回転サーフェスを作成する

  1. チュートリアルモデル「RailRevolve.3dm」を開きます。

    (ヘルプメニュー > Rhinoを学ぶ > チュートリアルとサンプル > ユーザーガイド > RailRevolve)

  2. サーフェスメニューのレールに沿って回転をクリックします。

    参考: F1を押してRailRevolveコマンドのヘルプトピックを見ることもできます。

  3. 輪郭曲線を選択のプロンプトで、輪郭曲線(1)を選択します。
  4. レール曲線を選択...のプロンプトで、回転のパス(レール)曲線(2)を選択します。
  5. 回転軸の始点のプロンプトで、回転軸線の一方の端点(3)にスナップします。
  6. 回転軸の終点のプロンプトで、回転軸線の他方の端(4)にスナップします。

1つのレール曲線に沿ってスイープする

Sweep1コマンドは、複数の断面曲線と1つのレール曲線を使用して滑らかなサーフェスを作成します。断面曲線はサーフェスの形状を定義し、レール曲線はサーフェスがたどるパス(経路)を定義します。

1つのレール曲線を使用してスイープサーフェスを作成する

  1. チュートリアルモデルSweep1.3dmを開きます。

    (ヘルプメニュー > Rhinoを学ぶ > チュートリアルとサンプル > ユーザーガイド > Sweep1)

  2. サーフェスメニューの1レールスイープをクリックします。

    参考: F1を押してSweep1コマンドのヘルプトピックを見ることもできます。

  3. レールを選択のプロンプトで、レール曲線(1)を選択します。
  4. 断面曲線を選択...のプロンプトで、断面曲線(2)を選択し、Enterを押します。
    この例では、1つの断面曲線だけ使用します。
  5. シーム点をドラッグして調整...のプロンプトで、Enterを押します。
    この例では、調整は必要はありません。
  6. 1レールスイープオプションダイアログボックスのOKをクリックします。

    デフォルトのフリーフォームオプションが使用されます。

2つのレール曲線に沿ってスイープする

Sweep2コマンドは、複数の断面曲線と2つのレール曲線を使用して滑らかなサーフェスを作成します。断面曲線はサーフェスの形状を定義し、レール曲線はサーフェスの2つのエッジが可能な限りたどるパス(経路)を定義します。サーフェスのエッジの位置を正確にコントロールしたい場合にこのコマンドを使用します。(例えば、他のサーフェスのエッジをレール曲線として使いたい場合など。)

2つのレール曲線からスイープサーフェスを作成する

  1. チュートリアルモデルSweep2.3dmを開きます。

    (ヘルプメニュー > Rhinoを学ぶ > チュートリアルとサンプル > ユーザーガイド > Sweep2)

  2. サーフェスメニュー > 2レールスイープをクリックします。

    参考: F1を押してSweep2コマンドのヘルプトピックを見ることもできます。

  3. 1つ目のレールを選択...のプロンプトで、1つ目のレール曲線(1)を選択します。
  4. 2つ目のレールを選択...のプロンプトで、2つ目のレール曲線(2)を選択します。
  5. 断面曲線を選択のプロンプトで、2つの断面曲線(3)と(4)を選択してEnterキーを押します。
  6. 2レールスイープオプションダイアログボックスのOKをクリックします。

    この例では、調整は必要はありません。

 

 

Rhinoceros 6 for Windows © 2010-2018 Robert McNeel & Associates. 11-5-2020