表示順序

表示順序(描画順序)は、物理的な位置を変更せず、同じ場所の(重なり合っている)オブジェクトを前面または背面に表示する方法を定義します。

下のアニメーションでは、眼鏡のフレーム、レンズ、空の反射がハッチングです。それらは同一平面上で重なり合っています。 表示順序コマンドで、空の反射をレンズの前面に、レンズをフレームの前面に表示するようにしています。

空の反射を最前面に移動し、それからレンズを1レベル上げました

メモ

  • ブロック内のオブジェクトは、ブロックが作成される前に設定された表示順序を維持、表示します。2つのブロックが重なり合う場合、もう1つの上に表示されるように移動された方が下のブロックを隠します。
  • 選択された(ハイライトされた)オブジェクトは常に一番上に描画されます。
  • デフォルトで新規オブジェクトには表示順序が与えられません。
  • レイアウト空間とモデルビューポート両方にあるオブジェクトの一式は、表示順序でコントロールすることはできません。表示順序は同じ空間にあるオブジェクトの表示の変更に制限されます。

表示順序コマンド

BringToFront

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表示順序

編集

表示順序 >

前面へ移動

BringToFrontコマンドは、選択されたオブジェクトをその他のすべてのオブジェクトの前面に表示します。

青のハッチングを一番上に持っていき、最前面に描画
 

メモ: 注釈、ハッチング、詳細、曲線、および点オブジェクトの描画順序のみが変更できます。サーフェス、メッシュ、SubDは描画順序コマンドでは選択できません。従って、サーフェスをハッチングの背後に送ることはできませんが、ハッチングをサーフェスの前に持ってくることはできます。

BringForward

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表示順序

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表示順序 >

最前面へ移動

BringForwardコマンドは、選択されたオブジェクトを描画順序の1つ上のレベルに表示させます。

青いハッチングを一番下から1レベル上げ、紫と緑のハッチングの間に描画
 

メモ: 注釈、ハッチング、詳細、曲線、および点オブジェクトの描画順序のみが変更できます。サーフェス、メッシュ、SubDは描画順序コマンドでは選択できません。従って、サーフェスをハッチングの背後に送ることはできませんが、ハッチングをサーフェスの前に持ってくることはできます。

SendToBack

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表示順序

編集

表示順序 >

背面へ移動

SendToBackコマンドは、選択されたオブジェクトをその他のすべてのオブジェクトの背面に表示します。

緑のハッチングを一番下に持っていき、最背面に描画

 

メモ: 注釈、ハッチング、詳細、曲線、および点オブジェクトの描画順序のみが変更できます。サーフェス、メッシュ、SubDは描画順序コマンドでは選択できません。従って、サーフェスをハッチングの背後に送ることはできませんが、ハッチングをサーフェスの前に持ってくることはできます。

SendBackward

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表示順序

編集

表示順序 >

最背面へ移動

SendBackwardコマンドは、 選択されたオブジェクトを描画順序の1つ下のレベルに表示させます。

緑のハッチングを一番上から1レベル下げ、紫と青のハッチングの間に描画
 

メモ: 注釈、ハッチング、詳細、曲線、および点オブジェクトの描画順序のみが変更できます。サーフェス、メッシュ、SubDは描画順序コマンドでは選択できません。従って、サーフェスをハッチングの背後に送ることはできませんが、ハッチングをサーフェスの前に持ってくることはできます。

ClearDrawOrder

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表示順序

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表示順序 >

表示順序をクリア

ClearDrawOrderコマンドは、 選択されたオブジェクトから表示順序のタグを取り除きます。オブジェクトは元の順序で表示されます。

ハッチングの表示順序を解除

次もご覧ください。

製図ツールを使用する