DraftAngleAnalysis

DraftAngleAnalysisコマンドは、擬似カラー分析を用いてサーフェスのドラフト角度（抜き勾配）を視覚的に評価します。

ドラフト角度（抜き勾配）は、型から抜き出さなければならない射出成形部品のデザインに用いられます。

メモ

• ドラフト角度は、コマンドを開始した際にアクティブだったビューポートの作業平面のz軸方向に依存します。
• サーフェスの方向（Dir）が作業平面のz方向と同じである場合、ドラフト角度は90度です。
• サーフェスの方向（Dir）が作業平面のz方向に垂直な場合、ドラフト角度は0度です。
• サーフェスの方向（Dir）が作業平面のz方向と反対の場合、ドラフト角度は‑90度です。

• 最小と最大の角度を同じ値に設定した場合、その角度を越えるサーフェスのすべての部分は赤で表示されます。
  
• DraftAngleAnalysisコマンドを使用する前に作業平面の向きを変えることで、どんな方向も参照方向として定義することができます。

DraftAngleAnalysisOffコマンドは、ドラフト角度（抜き勾配）分析の表示をオフにします。

DraftAnglePointコマンドは、サーフェスのドラフト角度（抜き勾配）破断位置に点オブジェクトを配置します。

ドラフト角度（抜き勾配）は、型から抜き出さなければならない射出成形部品のデザインに用いられます。

ヒント

• DraftAngleAnlaysisコマンドを使用すると、ドラフト角度に近いサーフェス上の位置を見つけることができます。希望するドラフト角度に近い数値で上限と下限を設定します。例えば、角度が5の場合、4.9と5.1に設定します。
• 密度の高い分析メッシュを使用してください。このようにすると、サーフェスの青い部分と赤い部分を分ける帯に沿って点をピックできます。この点は破断線の上に配置されます。

次もご覧ください。

オブジェクトの解析