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変形 - 移動、コピー、回転、スケール
変形コマンドは、オブジェクト全体の位置や回転、数、形を、オブジェクトを移動、ミラー、整列、回転、スケール変更、シア変形、ツイスト、ベンド、テーパすることで変更します。変形コマンドは、オブジェクトを分割したり、オブジェクトに穴を開けたりはしません。
メモ:
下のすべての練習のイメージは、シェーディングモード表示でキャプチャされました。
Move(移動)
オブジェクトを特定の距離だけ移動させたい場合や、オブジェクトスナップを使いオブジェクトを正確に配置したい場合にMoveコマンドを使います。
距離値を使用してオブジェクトを移動する
Moveコマンドは、移動の基点と移動先の点を指定します。
これらの点は、画面をクリックして、または値ボックスで座標をタイプしてピックできます。
オブジェクトの移動の練習
この練習の目的は、あるオブジェクトをオブジェクト上の特定の位置から指定の座標位置に移動することです。
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1.
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任意のテンプレートを用いてモデルを新規作成します。 |
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2.
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画面の任意の位置に任意の大きさで球を作成します。 
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5.
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移動の基点のプロンプトで、中心点オブジェクトスナップをオンにしてマウスポインタを球のエッジ周りで移動し、中心点のツールヒントが表示されたらクリックします。 
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6.
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移動先の点のプロンプトで、0,0,0と入力します。 |
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球が0,0,0の座標点に移動します。 
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ヒント:
0とだけ入力すると、0,0,0座標のショートカットになります。
オブジェクトをドラッグして移動する
移動で一番早い方法は、オブジェクトをクリックしてドラッグすることです。
オブジェクトをドラッグする練習をする
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2.
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Osnapパネルで、中心点オブジェクトスナップをオンにします。 |
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3.
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Perspectiveビューポートで、中心点オブジェクトスナップのツールヒントが表示されるまで底面のエッジで円錐体をクリックし、マウスボタンを押したままにします。 
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4.
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円垂体の底面の中心を円柱の上面サーフェスに重ね、円柱の上面の中心点オブジェクトスナップが表示されるようにします。 |
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6.
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Frontビューポートで円錐体を円柱の上にドラッグします。 Perspectiveビューポートでどのように見えるかを確認します。 オブジェクトを正確に配置するには、他のビューポートでどのように見えるかを確認することが大切です。 |
昇降モード
Command ⌘キーを押すと、Z方向にオブジェクトを移動することができます。これは昇降モードと呼ばれます。
昇降モードは、Ortho(直交モード)に似ていますが、この場合は、アクティブ作業平面に垂直にオブジェクトが移動されます。
Command ⌘キーを使った垂直移動の練習を、直方体を球の中心の5単位上の位置に移動することで行います。
オブジェクトを昇降モードを使って垂直に移動すると、Perspectiveビューポートだけを使って作業を進めることができます。
直方体を垂直に移動する
メモ:
下の一連のイメージでは、選択色で選択サーフェスまたはポリサーフェスをシェーディングがオンになっています。
(Rhinoceros > 環境設定 > 表示モード > シェーディング > オブジェクト > 選択)
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3.
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Perspectiveビューポートでビューを回転し、球が前の方に表示されるようにしてから、直方体を選択します。 
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4.
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移動の基点...のプロンプトで、端点オブジェクトスナップをオンにし、直方体の角をクリックします。 
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5.
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移動先の点のプロンプトで、中心点オブジェクトスナップをオンにし、Command ⌘キーを押しながら、球の中心をクリックします。 
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6.
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マウスボタンとCommand ⌘キーを放し、直方体のドラッグを始めます。 直方体はZ方向のみ上下に移動するようになりました。 
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7.
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値ボックスで5と入力します。 直方体は、選択された角が球の中心からZ方向に5単位の位置に配置されます。 |
Copy(コピー)
Copyコマンドは、オブジェクトのコピーを作成します。
Rotate、Rotate3D、Scaleなどの変形コマンドには、コピーを作成するオプションがあります。このオプションは、オブジェクトを回転したりサイズを変更すると同時にオブジェクトのコピーを作成します。
オブジェクトをコピーする練習をする
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2.
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Perspectiveビューポートで、交差窓を使って円垂体と円柱を選択します。 

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3.
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コピーの基点のプロンプトで、Topビューポートの任意の点をクリックします。 
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4.
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コピー先の点のプロンプトで、1つ目のコピーを配置する場所をクリックして指定します。 必要ならばズームインまたはアウトしてください。 |
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5.
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次のコピー先の点のプロンプトで、立方体の別のコピーを配置したい場所をクリックして指定します。 この操作を必要なだけ繰り返します。コピーを終了するにはEnterキーを押します。 
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Rotate(回転)
Rotateコマンドは、オブジェクトを中心点を中心に作業平面に対して回転させます。
オブジェクトを回転する
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3.
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Topビューポートで、緑の半円柱を下のイメージのように選択します。 
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4.
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回転の中心...のプロンプトで、端点オブジェクトスナップを使用して、直方体の左下の角をクリックします。 
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5.
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角度または1つ目の参照点...のプロンプトで、直交モードがオンになっていることを確認し、カーソルを右に移動してクリックします。 
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6.
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2つ目の参照点...のプロンプトで、直方体を90度の増分で回転するか、自由に回転するかによって直交モードのオン、オフをトグルします。 |
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7.
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下のイメージにあるように、カーソルを上に移動して直方体を回転し、クリックします。 
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Scale(スケール)
Scale関係のコマンドは、スケール変更の向きを制御できます。一方向、二方向、三方向に均等に、または、それぞれの方向に異なるスケールでオブジェクトのサイズを変更できます。
三角柱をスケール変更する
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1.
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三角柱を選択します。 
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2.
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変形メニューのスケールをクリックして、3Dスケールをクリックします。 |
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3.
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原点...のプロンプトで、次の図のように三角柱の角をクリックします。 
原点とはオブジェクトの伸縮の基点となる点です。これはアンカー点のようなものです。オブジェクトのスケール変更時、この原点は固定され、この点を基準としてオブジェクトは伸縮されます。 オブジェクトのサイズの変更は、最初に元のサイズを指定し、その次に新しいサイズを指定する方法で行います。カーソルをドラッグしてオブジェクト上の別の点をクリックし、元のサイズを指定します。その次に再びカーソルをドラッグしてクリックし、新しいサイズを指定します。 |
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4.
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スケールまたは1つ目の参照点...のプロンプトで、次の絵のように三角柱の別の角をクリックします。 最初の参照点が確定されました。 
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5.
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2つ目の参照点...のプロンプトで、カーソルをドラッグします。 オブジェクトはカーソルがドラッグする量で伸びていきます。 |
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6.
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任意の点をクリックして2つ目の参照点を設定します。 
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数字を入力してスケール係数を設定する
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オブジェクトを元のサイズの2倍にするには、値ボックスで2と入力します。
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オブジェクトを元のサイズの1/2にするには、値ボックスで.5と入力します。 |
オブジェクトを指定のサイズにスケールする
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4
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この例の三角柱を元の側面に沿って2.35単位にするには、2つ目の参照点のプロンプトで、値ボックスに2.35と入力します。 |
Mirror(ミラー)
ここでは、別の基本編集コマンドであるMirrorを練習します。Mirrorコマンドはオブジェクトの反転イメージコピーを作成します。オブジェクトは、ビューポートに引く線を挟んでミラーされます。
オブジェクトをミラーする
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4.
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オブジェクトを選択します。 
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5.
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対称軸(ミラー平面)の始点...のプロンプトで、次の絵のようにTopまたはFrontビューポートで顔の右上の点をクリックします。 
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6.
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対称軸(ミラー平面)の終点...のプロンプトで、画面の下のほうに向かって線をドラッグし、クリックして対称軸の終点を指定します。 

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Array(配列)
Array関係コマンドは、オブジェクトを等間隔に行列、円形にコピーします。
Orient(配置)
一連の配置コマンドは、移動やコピー、スケール変更、回転操作を組み合わせ、1つのコマンドでオブジェクトの配置とスケール変更を実行できるようにします。