オブジェクトの選択

Rhinoのコマンドのほとんどでは、オブジェクトを選択するように指示されます。選択法の1つに、選択したいオブジェクト上の任意の点をクリックする方法があります。オブジェクトの選択を解除するには、ビューポートのオブジェクトが何も表示されていない部分をクリックします。この方法では、一度に1つのオブジェクトが選択できます。

Shiftキーオブジェクトを追加選択するには

4 Shiftキーを押しながらオブジェクトをクリックします。

コマンドキー選択済みの複数のオブジェクト(選択セット)の中の一部のオブジェクトの選択を取り消したい場合は

4 Command ⌘キーを押しながら対象のオブジェクトをクリックします。

Escキー選択を解除するには

4 オブジェクトのない場所をクリックするか、Escキーを押します。

Openコマンドアイコンオブジェクトの選択の練習

1. チュートリアルモデルSelect Objects.3dmを開きます。

2. Perspectiveビューポートの球をクリックして選択します。

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3. Shiftキーを押しながら円柱を選択します。

円柱が選択に追加されました。

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4. Command ⌘キーを押しながら球を再びクリックします。

球が選択から取り除かれます。

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5. オブジェクトのない場所をクリックするか、Escキーを押します。

選択が解除されます。

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選択窓を使ったオブジェクトの選択

1回の操作で複数のオブジェクトを選択するもう1つの方法は囲み窓選択、または交差窓選択を行うことです。

オブジェクトのない部分をクリックし、ドラッグすることにより、選択窓を作成することができます。囲み窓選択を行うには、オブジェクトのない部分をクリックし、右方向にドラッグします。交差窓選択を行うには、オブジェクトのない部分をクリックし、左方向にドラッグします。

囲み窓を使った選択方法では、ドラッグして四角で囲んだ領域に完全に含まれているオブジェクトが選択されます。交差窓を使った選択方法では、ドラッグして四角で囲んだ領域に一部分でも含まれているオブジェクトが選択されます。

オブジェクトを追加するには、Shiftを押しながら囲み窓、または交差窓選択を行います。

オブジェクトの選択を解除するには、Command ⌘を押しながら囲み窓、または交差選択を行います。

窓を使ったオブジェクトの選択の練習

1. Perspectiveビューポートで、球の周囲をクリック、ドラッグして囲み窓を作成します。

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2. PerspectiveビューポートでShiftキーを押しながらドラッグし、立方体と円柱の回りに窓を作ります。

円柱と立方体が選択に追加されました。

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3. PerspectiveビューポートでCommand ⌘キーを押しながらドラッグし、立方体と円柱を一部含む窓を作成します。

円柱と立方体が選択から取り除かれました。

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その他の選択方法

Rhinoには、オブジェクトを選択する多くのコマンドや方法があります。オブジェクトは、名前、レイヤ、色、タイプで選択できます。また、境界で囲む、または囲いを交差させる、または立体を指定して選択したり、グループ名を指定したり、またはその他の多くの方法で選択することができます。詳細については、ヘルプの選択関係コマンドのトピックをご覧ください。

オブジェクトのタイプでの選択の練習

1. ボックスでSelAllと入力します。

2. SelNoneと入力します。

オブジェクトの選択が解除されます。

3. SelSrfと入力します。

すべてのサーフェスが選択されます。この場合、球だけがサーフェスです。

4. SelPolysrfと入力します。

すべてのポリサーフェスが選択に追加されます。この場合、円柱と直方体がポリサーフェスです。

5. Escキーを押します。

この方法でも選択を解除できます。

オブジェクトの一部の選択

コマンドで使用するために、オブジェクトの一部を選択することができます。例えば、LoftやExtrudeCrvの入力オブジェクトを指定するのに、サーフェスのエッジを選択する場合などです。選択できる部分には、ポリーサーフェスの面、サーフェスとポリサーフェスのエッジ曲線、制御点、メッシュの頂点、面、境界、エッジ、そしてグループ内のオブジェクトが含まれます。詳細については、ヘルプのオブジェクトの構成部分を選択するトピックをご覧ください。

他のコマンドに使用するためにオブジェクトの構成部分を選択するには

4 Command ⌘ + Shiftキーを同時に押し、選択したい部分をクリックします。

オブジェクトの一部の選択の練習

1. PerspectiveビューポートでCommand ⌘ + Shiftキーを押しながら直方体の面をクリックします。

選択した面がハイライト表示されます。

2. Deleteキーを押して削除します。

直方体のその面が直方体ソリッドから分離され、削除されます。