Rhinoには、シェーディング表示だけでなく、光源、透明度、影、テクスチャ、バンプマッピングを使ったフルカラーのレンダリング機能も搭載されています。
オブジェクトは、レンダリングの色、ハイライト、テクスチャ、透明度、バンプを追加するまで、白くレンダリングされます。これらの属性は、プロパティやマテリアルパネルでコントロールできます。
シーンをレンダリングするプロセスは、次の4つの基本ステップで構成されています。
この順番に必ずしも従う必要はありませんが、この順番で作業を行うと効率よくシーンを設定できます。イメージが満足いくように質を上げるには、これらのステップを繰り返します。
光源Rhinoのレンダリングでは、1つまたはそれ以上の光源が使われ、オブジェクトがどのように照らされるかが計算されます。シーンに光源を1つも追加しなければ、デフォルトの光源が使われます。デフォルトの光源は、見ている者の左肩の方向からランプの明かりがさしているかのように見える平行の光線を放つ指向性の光源です。
屋内光源を挿入するには、Spotlight、DirectionalLight、LinearLight、PointLight、RectangularLightを使用します。また、Sunコマンドを用いて位置、日付、時刻によって定義できる、平行光源である太陽をオンにすることもできます。
マテリアルマテリアルは、レンダラによって使用される色、仕上げ、透明度、テクスチャ、そしてバンプを指定します。
マテリアルはマテリアルパネルで設定、またはインポートし、レイヤやオブジェクトに割り当てます。マテリアルはマテリアルライブラリからドラッグして、オブジェクトにドロップすることができます。
環境環境はモデルの周囲の空間を表現します。この空間はオブジェクトで反射され、全体の光源効果を与えます。レンダリングのプロパティには、背景色や画像などの環境設定が含まれています。
地平面地平面は、イメージに無限に広い「床」を与えます。地平面は水平のあらゆる方向に広がります。地平面にはどのようなマテリアルでも割り当てることができます。地平面は、地平面パネルで設定できます。
ビューポートをレンダリングビューポートモードに設定すると、レンダリングでのプレビューが行えます。
Rhinoceros 6 for Windows © 2010-2018 Robert McNeel & Associates. 11-5-2020