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Digitizeコマンド
3Dデジタイジングアームを接続、初期化します。
デジタイジングを始めるには、まず最初にデジタイザを初期化、調整することが必要です。
デジタイザは、実際の世界の座標システムがRhinoの座標システムと一致するように調整することができます。この調整は、オブジェクトの下側をデジタイズする場合や、オブジェクトが大きくてデジタイザのアームが届かない場合に、デジタイジングの途中で再度行なうことが可能です。
Rhinoでは、デジタイズする点のスケール係数を設定することができます。デフォルトでは、実世界の1インチがRhinoの1単位になっています。
デジタイザは点をピックするのにフットペダルを使います。DigClickコマンドを使うと、Rhinoを使って点をピックすることも可能です。このコマンドを使うと、フットペダルを踏む代わりにF12などのファンクションキーを使って点をピックすることができます。
3Dデジタイザを始めるには
デジタイジングアームの名前を選択します。
アームを使って実際の世界の原点をピックします。
アームを使って実際の世界のX軸をピックします。
アームを使って実際の世界のY軸をピックします。
この時、選択したX軸に対してY軸が垂直になっていなくても構いません。Rhinoがその調整を行ないます。
Rhinoの原点をピックします。
ワールド座標系を使用する場合はEnterキーを押します。
RhinoのX軸をピックします。
RhinoのY軸をピックします。
デジタイザを使って他のコマンドを使う
デジタイザはマウスと同じように使用することができます。Rhinoが点の入力を促すプロンプトを表示した際は、マウスで点をピックする代わりにデジタイザを使って入力が行えます。従って、曲線メニューに収められているすべてのコマンドは、デジタイザを使って操作できます。直線、円弧、円や曲線の作成が、マウスと同様デジタイザを使って行えます。
フットペダルを使用しないオプション
DigClickコマンドを使用すると、フットペダルを踏む代わりにF12 キーを押して同じ作業を実行することができます。フットペダルを踏むよりキーを使った方が操作がしやすい場合は、F12キーを使ってデジタイザで点をピックするとよいでしょう。
大きなオブジェクトをデジタイズする
サイズの大きなオブジェクトをうまくデジタイズするには、オブジェクトの1つの位置からその次の位置へとアームを移動しながら参照点を記録していきます。デジタイザは常に少なくとも参照点の2つのセットに届かなければなりません。
参照点を設定するには
オブジェクトに参照点を付けます。
デジタイザをテーブルで調整します。
参照点の最初の2セットをデジタイズします。
2つ目、3つ目の参照点のセットへ届くようにアームを動かします。
2つ目の参照点のセットを使ってデジタイザを調節します。
3つ目の参照点のセットをデジタイズします。
1つの参照点のセットから次のセットへと、すべての参照点がデジタイズされるまで移動を続けます。
MicroScribeで標準タイプ以外のプローブを使用する
MicroScribeとRhinoをMicroScribe標準タイプ以外のプローブで使用する場合、mstip.datファイルを編集し、次の手順に従ってください。(手順もmstip.datに含まれてます。)
MicroScribeを標準タイプ以外のプローブを使用するように設定する
標準ボールプローブ(Ball Tip)は、標準ポイントブローブ(Point Tip)よりも0.242インチ短くなっています。
標準ポイントプローブを使用する場合は、D5Delta = 0.0に設定してください。
標準ボールプローブを使用する場合は、D5Delta = 0.242に設定してください。
標準タイプ以外のプローブをお持ちの場合は、標準ポイントプローブとお持ちのプローブの差を(インチで)正確に測り、D5Deltaにその数値を入れてください。お持ちのプローブが標準タイプよりも長い場合、D5Deltaは負の数に設定してください。お持ちのプローブが短い場合は、D5Deltaを正の数に設定してください。
メモ:プローブを換える前に、標準ポイントプローブをMicroScribeにホームポジションで取り付けた状態(スタイラスホルダーに挿入)で電源を入れてください。標準ポイントプローブ以外のプローブが取り付けられている状態で電源を入れた場合、Rhinoのデータは正確になりません。
注意事項:In the Faro Hardware SetupダイアログボックスでTrigger ModeをInternal (normal)からExternalにするとRhinoがクラッシュします。
この問題の対処方法は現在はありません。